結論から言うと、浴室の劣化したコーキングは、ホームセンターで買えるシリコンコーク1本(1,000円前後)で自分で補修できます。

作業時間は準備込みで30分ほど。今回は掃除中に見つけた「陥没して穴が開いたコーキング」を、その日のうちに直した記録です。

掃除中に発見。コーキングが痩せて穴が開いていた

浴室を掃除していたら、カウンターと壁の境目のコーキングに違和感がありました。よく見ると、コーキングが痩せて陥没し、ところどころ穴が開いている状態。

劣化して陥没・穴が開いたコーキング
📷 劣化して陥没・穴が開いたコーキング。よく見ると数か所に穴が開いていた。
発見時のカウンター周り全体
📷 発見時のカウンター周り全体。パッと見では気づきにくいが、近づくと劣化がはっきりわかる。

コーキングは経年で硬化して痩せていきます。ここに穴が開いたまま放置すると、隙間から水が入り込んで、壁の内部でカビや腐食の原因になります。見つけたら早めの補修が正解です。

⚠️ 放置すると危険
コーキングの隙間から浸水すると、壁の内部で気づかないうちにカビや木部の腐食が進みます。我が家は築35年。あちこちDIYで直していますが、水まわりは特に「気づいたら即対応」を心がけています。

使ったのはコニシ「ボンド シリコンコーク 防カビ剤入り」

ホームセンターで購入したのは、コニシのボンド シリコンコーク 防カビ剤入り(ソフトアイボリー・330ml)です。

店頭で購入したシリコンコーク
📷 店頭で購入。同じ棚に色違いが何本も並んでいた。

選んだ理由は2つ。浴室・洗面所などの水まわり用としてメーカーが明記していること。そして防カビ剤入りであること。ここは水まわりなので、この2点は外せませんでした。

😅 正直な告白:色は白と間違えて買いました
本当は「ホワイト」を買うつもりが、棚で色違いが何本も並んでいて、うっかり「ソフトアイボリー」を手に取っていました。家に帰って気づいて「やってしまった……」と思ったのですが、結果オーライ。実際に打ってみると、我が家のカウンターや既存コーキングの色にむしろアイボリーのほうがなじみました。白だと逆に浮いていたかもしれません。色選びは現物合わせが大事、というのを図らずも実感した失敗談です。
実際に使ったシリコンコーク
📷 実際に使ったシリコンコーク。ソフトアイボリーが既存の目地色になじんだ。

なお、カートリッジタイプなのでコーキングガンが別途必要です。我が家では以前巾木を外したときに購入したものをそのまま使い回しました。持っていない方はガンも一緒に買いましょう(数百円からあります)。

補修の手順

STEP 1

補修箇所をきれいにして乾燥させる

まず補修箇所の汚れ・カビ・水分をしっかり落とします。シリコンは濡れた面や汚れた面には密着しないので、ここを雑にやると後で剥がれます。掃除のついでに見つけた案件だったので、洗剤分もよく洗い流してから乾燥させました。

STEP 2

マスキングテープを貼る

コーキングのラインの両側にマスキングテープを貼ります。これをやるかやらないかで、仕上がりの美しさが全く違います。

マスキングテープを貼った状態
マスキングテープを貼った状態
コーナー部分のマスキング
コーナー部分のマスキング

コーナー(入隅)部分は、テープが重なるように少し丁寧に。ラインからテープまでの距離は5mm程度を目安にしました。

STEP 3

シリコンを充填する

コーキングガンにセットして、目地に沿ってシリコンを打っていきます。一気にきれいに出そうとしなくて大丈夫です。多少ムラになっても、次のならし工程で整います。ただし出しすぎると後処理が大変なので、控えめに。

シリコンを充填しているところ
シリコンを充填しているところ
充填直後の状態
充填直後。この状態からならしていく
STEP 4

ヘラや指でならす

充填したシリコンを押さえながらならして、目地に密着させます。表面が平らになったら、シリコンが乾く前にマスキングテープを剥がします。ここが最大のポイントで、乾いてから剥がすとテープと一緒にシリコンがめくれてしまいます。

ならした後の状態
📷 ならした後の状態。テープはこの直後に剥がす。
💡 ならしのコツ
指でならう場合は、水を少しつけると滑りがよくなって仕上がりがきれいになります。一方向にすっと引くのがコツで、何度も往復するとかえって表面が荒れます。
STEP 5

硬化を待つ

あとは触らずに硬化を待つだけ。表面が乾くまでは15分程度(23℃の場合)ですが、その日の入浴は避けて、丸1日は水をかけないのが安心です。

⚠️ 硬化前は絶対に触らない
完全硬化前に水をかけたり触ったりすると、表面が崩れて密着不良の原因になります。急いでいても丸1日は我慢するのが結局のところ一番の近道です。

翌朝、仕上がりを確認

翌朝の状態がこちら。

硬化後の仕上がり
📷 硬化後の仕上がり
コーナー部分もきれいに埋まった
コーナー部分もきれいに埋まった
縦の目地もライン一直線
📷 縦の目地もマスキングテープのおかげでライン一直線。穴が開いていた部分がしっかり埋まり、色もソフトアイボリーで周囲になじんだ。

かかった費用と時間

今回かかったのは、シリコンコーク1本とマスキングテープ代のみ。合計でも1,500円前後です。業者に頼めば数千円〜1万円以上かかる作業なので、コスパは抜群。作業時間は掃除・マスキング込みで30分ほど、あとは硬化待ちです。

今回使った道具・材料まとめ

🛠 実際に使ったもの(全部Amazonで買えます)

🧴
コニシ ボンド シリコンコーク 防カビ剤入り ソフトアイボリー 330ml
浴室・洗面所などの水まわり用。防カビ剤入り
🎗️
アサヒペン PCマスキングテープ 24mm×18m
ラインをまっすぐ仕上げるのに必須
🔧
近与(KONYO) KHT コーキングガン
巾木の記事で購入したものを使い回し

まとめ:コーキングの穴は見つけたらすぐ塞ぐ

浴室のコーキングの劣化は、放置するほど被害が広がります。今回のように「掃除中に気づいて、その日のうちに補修」できれば、材料費1,000円ちょっとで済みます。

📋 今回のまとめ

この3つ(乾燥・マスキング・剥がすタイミング)さえ守れば、DIY初心者でもきれいに仕上がります。水まわりの異変に気づいたら、ぜひ試してみてください。庭の抜根DIYのときと同じで、小さな不具合ほど早めに自分で手を打つのが結局いちばんの節約になると感じました。