お盆の繁忙期が、やっと終わりました。朝5時から夜7時まで、休憩なしの一週間。
ようやく訪れた休日の朝、早起きして作業をひと通り片づけたら、小腹が空いてきて。
家族が起きてくる前に、こっそり食べます。

一週間、ぶっ通しで働きました

お盆は、うちの仕事がいちばん忙しくなる時期です。朝5時に出て、帰るのは夜7時。休憩らしい休憩もないまま、それが一週間続きました。

正直、まじできつかったです。体は疲れているのに、頭のどこかがずっと張りつめている感じ。ようやく最終日を終えたとき、真っ先に思ったのは「明日は何をしようか」でした。

そして迎えた休日の朝。せっかくの休みなのに、なぜか早く目が覚めるんですよね。体が仕事のリズムを覚えてしまっている。仕方がないので、朝のうちに溜まっていた作業をひと通り片づけました。

家族が起きる前の、ひとりの時間

作業が終わったのは、まだ家族が寝ている時間帯でした。ふと、お腹が空いていることに気づきます。

こういう時間が、実はいちばん贅沢だと思っています。誰にも気を遣わず、好きなものを、好きなように食べられる時間。子どもがいると、なかなかこうはいきません。

そこで思い出したのが、買い置きしてあったこれです。

悪魔の辛ビアータのパッケージ
📷 「悪魔の辛ビアータ」。パッケージからしてもう辛そうです。

「悪魔の辛ビアータ」という、レンジで温めるだけのパスタキットです。袋には「辛い!でも旨い!!」と書いてあります。

なぜ激辛かというと、たぶんストレスのせいです。忙しい時期が続くと、無性に辛いものが食べたくなりませんか。あれ、なんなんでしょうね。

🌶 辛いものが食べたくなる理由
辛味は味覚ではなく「痛み」として脳に届くそうです。その刺激に反応して脳内物質が出るため、一種のスッキリ感につながる、という説があります。ストレスが溜まると辛いものが欲しくなるのは、そのあたりが関係しているのかもしれません。

レンジで温めるだけ

パスタキットをレンジに入れるところ
📷 袋ごとレンジへ。麺を茹でる必要すらありません。

作り方は驚くほど簡単で、袋ごとレンジに入れて温めるだけ。鍋も使わないし、お湯も沸かしません。

しばらくすると、いい匂いがしてきました。ピリッとした、食欲をそそる匂いです。この時点では、まだ余裕がありました。

あれ、そんなに辛くない

皿に移して、いただきます。

ひと口食べて、正直な感想はこうでした。

「あれ、そんなに辛くない」

もちろん辛いことは辛いんです。ちゃんとピリッとくる。ただ、あれだけ煽られたわりには、思っていたほどではなかった。物足りない、と言ってもいいくらいでした。

ここで大人しく食べ終わっていれば、平和な休日だったんです。

そうだ、家にアレがあった

思い出してしまいました。棚に、あれがあることを。

激辛のデスソースをパスタにかけているところ
📷 ドクロのラベルが目印の激辛ソース。この判断が地獄の入口でした。

ドクロが描かれた、いわゆるデスソースです。以前おもしろ半分で買ったまま、ほとんど使わずに置いてありました。

「ちょっと足すくらいなら、ちょうどよくなるだろう」

そう思ってかけました。かけすぎないように、と気をつけたつもりでした。よく混ぜて、あらためてひと口。

結論:辛すぎました

うわ、辛い。

さっきまで「物足りない」と言っていた口が、完全に別物になっていました。舌がしびれて、汗が止まらなくなります。額から、首から、とにかく出てくる。

朝から一人で、台所で汗だくになっている40代。冷静に考えると、なかなかの絵面です。

⚠️ デスソース系を使うときの注意
ああいうソースは数滴で十分です。「ちょっと多いかな」くらいでも、混ぜると想像の倍は辛くなります。かける前に一度、皿の端で味を見てからにしてください。それと、かけたあとの手で目をこすらないこと。これは本当に危険です。

卵に救われました

このままでは食べきれない。そう思って、冷蔵庫から卵を持ってきました。

激辛パスタに生卵の黄身を落としたところ
📷 黄身をひとつ落とすだけ。これが劇的に効きました。

黄身をひとつ落として、よく混ぜます。すると、あれだけ暴力的だった辛さが、驚くほどまろやかになりました。

辛さが消えるわけではありません。ちゃんと辛い。ただ、角が取れて「おいしい辛さ」に戻る感じです。卵のまろやかさが、尖った部分を包んでくれます。

🥚 辛すぎたときの応急処置
卵の黄身、牛乳、チーズ、マヨネーズ。このあたりの脂肪分を含むものが効きます。辛味成分は水に溶けにくく脂に溶けやすいため、水を飲むよりずっと落ち着きます。パスタなら卵かチーズがいちばん自然に混ざります。

結果的には、これでちょうど良くなりました。うまい。辛いけれど、手が止まらない。

完食

完食して空になった皿
📷 完食。汗はかきましたが、たしかにスッキリしました。

汗だくになりながら、最後まで食べきりました。

食べ終わったあと、不思議とスッキリしていました。一週間分の疲れが抜けたわけではないのですが、なにか区切りがついたような感覚です。

ストレス発散に激辛、というのは案外あるのかもしれません。

動画でも見られます

▲ 作って食べるまでの一部始終(7分49秒)

汗をかいているところも、卵で救われるところも、そのまま映っています。よかったら見てみてください。

📋 今回のまとめ

おわりに

忙しい時期が終わったあとって、何をしていいか分からなくなりませんか。時間はあるはずなのに、頭が休みモードに切り替わらない。

そんなとき、たまたま食べた辛いものが、思いのほか効きました。汗をかいて、しばらく口の中がひりひりして。それだけのことなのに、ちゃんと「休みが始まった」という感じがしたんです。

この日はそのあと、子どもたちとプールをするか、庭でバーベキューをするか、ずっと考えていました。秘密基地で花火もいいなと。

次の休みは、家族と過ごそうと思います。