結論から言うと、庭のサンシェードをもう1枚足して2枚がけにしただけで、ぐるっと囲われた「秘密基地」ができました。かかったのは全部で約1万500円と、真夏の午後の汗。作業自体は難しくありません。ただ、暑さだけは想定外でした。
きっかけは、庭でやったBBQでした
家を買って、子どもも少しずつ大きくなってきて。ようやく「自分の時間」が持てるようになってきました。
そしたら、庭でBBQをやった日から欲望が止まらなくなりまして。そろそろ一人で、しっぽり飲みたい。
夜、家族が寝たあとに庭に出て、静かに一杯やる。想像しただけで最高です。
ところが問題がありました。窓の外のサンシェードは一枚だけ。幅が狭くて、横からは丸見えなんです。
これでは、こっそり飲めない。ご近所さんが通れば目が合ってしまいます。「あの家のご主人、夜中に一人で庭で飲んでるな」と思われるのも、なんだか気恥ずかしい。
結論:サンシェードを2枚がけにしただけ
やったことは驚くほどシンプルです。
もとからある1枚を横にずらして、もう1枚を追加。合計2枚で庭の一角をぐるっと囲いました。
それだけで、外からの視線が完全に切れました。壁を作ったわけでも、ウッドデッキを組んだわけでもありません。既にあるものを「ずらす」だけで、空間の性格が変わったんです。
最初は「もう1枚足せば広くなる」くらいに考えていました。でも実際にやってみると、効いたのはもとの1枚を横にずらしたことでした。2枚を並べて幅を稼ぐのではなく、角度をつけてL字に囲う。これで「壁2面」ができて、一気に個室感が出ます。
作っているところは動画で見てください
▲ 実際の作業の様子(4分20秒)
妻への説明は「日光が入るから」
ここが今回いちばん大事なところかもしれません。
正直に「一人で飲む場所を作りたい」と言う勇気はありませんでした。なので妻にはこう伝えました。
「日光が入るから一枚増やすね❤️」
嘘は言っていません。実際、日差し対策としても正しい。ただ、真の目的が少しだけ違うだけです。
この記事が妻に読まれたら終わりです。でもまあ、日除けが増えて部屋も涼しくなったので、結果的には家のためになっています。たぶん。
作った過程:真夏の午後、まったく進まなかった
ここからが本題です。作業自体は簡単なはずでした。
もとのサンシェードを外して位置を決める
まず今ついている1枚を一度外します。どこにずらせば視線が切れるか、実際に庭に立って確認しながら位置を決めました。ここは焦らず、何度か立ち位置を変えて確認するのがおすすめです。
取り付け位置に金具を固定する
ずらした先に、新しく固定する場所が必要になります。我が家は2階にベランダがあって、それがちょうど1階の庇(ひさし)になっているので、その下側――1階の窓の上、サッシまわりに固定器具を取り付けて、そこにシェードを留めました。
使ったのはオーニング用のダイレクトフックという部品です。ホームセンターで買いました。ネジ式でサッシの枠を挟んで固定するタイプなので、壁に穴を開ける必要がありません。ここは賃貸の方にも真似しやすいところだと思います。
我が家はシェード2枚を留めるのに4組(8個)使いました。1枚につき2組が目安です。1組600円ほどなので、4組で2,400円。ここを1組だけ買って帰ると確実に足りなくなるので、買いに行く前に「何か所で留めるか」を数えておくことをおすすめします。
ロープはシェードに付属していたものと、100円ショップで買い足したものを使いました。付属分だけでは足りなかったので買い足しましたが、100均で十分でした。
新しく柱を立てたりする必要はありません。ベランダの裏側、庇の下、サッシの枠まわり——建物側にすでにある部分を使えば、それだけで固定点になります。どこに留められそうか、一度上を見上げて探してみてください。
2枚を張って、囲いを作る
もとの1枚をずらして張り直し、新しい1枚を追加。角度をつけてL字に囲うように張ります。ぴんと張るとシャープに見えますが、少したるみを残したほうが風を逃がしてくれます。
で、実際は汗だくで全然進まなかった
手順にすると3ステップですが、これを真夏の午後にやったのが失敗でした。
とにかく暑い。脚立に登って腕を上げた姿勢で作業するので、汗が目に入って何も見えなくなります。5分作業して10分休憩、みたいなペースになりました。
途中で「これ、今日じゃなくてよくないか」と何度も思いました。実際、正しい判断は「涼しい時間にやる」です。夕方でも十分間に合いました。
脚立の上で腕を上げ続ける作業は、思っている以上に体力を使います。熱中症のリスクもあるので、日中の炎天下は避けたほうがいいです。私は意地でやりましたが、まったく効率的ではありませんでした。
完成。ぐるっと囲われた自分だけの場所
できあがってみると、想像以上でした。
2枚のサンシェードで囲われた一角は、同じ庭とは思えないくらい「別の場所」になります。外からは見えない。中からは空が見える。狭いけれど、それがむしろいい。
あとは週末の夜、ここでこっそり一杯やるだけです。
かかった費用
| 品目 | 金額 |
|---|---|
| サンシェード ホームセンターで購入・1枚あたり約4,000円 |
約8,000円 (2枚分) |
| オーニング用フック ホームセンターで購入・1組600円ほど × 4組 |
約2,400円 |
| ロープ 100円ショップ(シェード付属分では足りず買い足し) |
110円 |
| 合計 | 約10,500円 |
ほとんどがシェード代です。ホームセンターで1枚あたり4,000円ほど。意外と見落としがちなのが固定用のフックで、シェード2枚を留めるのに4組必要でした。1組600円ほどなので、これだけで2,400円。買い出しの前に「何か所で留めるか」を数えておくと、買い足しに行かずに済みます。
作業が終わったあとにAmazonを見て気づいたのですが、同じようなサイズのシェードがずっと安く売っていました。その場で現物を見て買える安心感はホームセンターの良さですが、急ぎでないなら先に価格だけ調べておくべきでした。数千円は変わります。
それでも、目隠しのフェンスやウッドデッキを業者に頼めば数万円から十数万円はかかります。布2枚で同じ「囲われた感じ」が手に入るなら、十分に安い買い物でした。
使ったもの
🛠 使ったもの
シェードもフックもホームセンターで買いました。同じものや同等品はネットでも手に入る(しかも安い)ので、これから揃える方の参考までに載せておきます。ロープは100円ショップのもので十分でした。
失敗と、次にやること
やってみて分かった反省点です。
1つめは、作業時間帯。これは前述のとおり、真夏の日中にやる必要はまったくありませんでした。
2つめは、風です。サンシェードは面積が大きいぶん、風をまともに受けます。強風の日は外すか、たるませておく必要があります。ぴんと張ったまま放置すると、金具ごと持っていかれかねません。
📋 今回のまとめ
- サンシェードは「増やす」より「ずらしてL字に囲う」ほうが効く
- 壁を作らなくても、布2枚で十分に個室感は出せる
- 固定場所は新しく作らず、ベランダの下や庇など「もともとある構造」を使う
- オーニング用フックならサッシを挟むだけ。壁に穴を開けずに固定できる
- フックはシェード1枚につき2組が目安。2枚なら4組必要だった
- ロープは100均のもので足りる(シェードに付属している分もある)
- 買う前に価格だけは調べる。ホームセンターとネットで数千円違った
- 真夏の日中の屋外作業は避ける。夕方で十分間に合う
- 風対策は必須。強風の日はたるませるか外す
おわりに
家のことをやっていると、どうしても「家族のため」の作業ばかりになります。子ども部屋の壁紙を貼ったり、浴室のコーキングを直したり。それはそれで楽しいのですが、気づくと自分のためのスペースがひとつもない。
今回作ったのは、たった数平方メートルの、布で囲っただけの場所です。それでも、そこに座ると確かに「自分の時間」がありました。
もし同じように「自分の居場所がない」と感じている方がいたら、大がかりなことをしなくても大丈夫です。今あるものをずらすだけで、案外なんとかなります。
まずは、庭の隅を見回してみてください。